ハワイアンプランツの育て方〈特別編・後編〉

ハワイアンプランツの育て方〈特別編・前編〉はこちらからご覧ください。
後編では園芸ユーザーが1番恐れる根腐れについても書いておりますので、少々長くなりますが最後までお読みいただければと思います。
鉢選び
この後に書く『水やり』ついては、しっかりと根が張っているのが前提となるのですが、その根がしっかり張るための要件として鉢選びがあります。
この鉢選びを失敗すると実際に根腐れを発生する可能性が出て来ます。
基本的には受け変える時は現在使用している鉢から1回り大きくします。
園芸用の鉢は1号が直径3cmですから、現在が3号鉢なら次は4号鉢。
ただハイビスカスのような生育の早い植物は根の生育も早いので2サイズアップで良いでしょう。
3号ポットで買って来たら5号鉢…となるのですが、植木鉢は3号の次に4号鉢と言うのがなかなか無く、その次が5.5号か6号鉢になるので、流通してるのが多い6号鉢にすると選べる鉢の種類も多くなり、小まめに植え替える必要もなくなります。

用土でも書きましたが通気性が重要ですので、近年定番となったスリットタイプの鉢が個人的にお勧めです。
スリット鉢の場合は鉢底石は使用しないで植えましょう。
スリット部分から土が溢れる場合は目の粗いネットを底に敷いても良いと思います。
従来型の鉢底に排水穴があるタイプの鉢は鉢の下にレンガを置いて鉢底を浮かせるなど置き場に直置きしない事がポイントです。
水やりと根腐れ
ここまで繰り返し書いて来ましたが、ハワイアンプランツに限らず鉢植えの植物の育成で1番大事なのは通気性です。
園芸のハウツー物で必ず書かれ、皆さんが恐れる『根腐れ』と言う現象の原因は数々の失敗で水のやり過ぎではなく、通気性だと学びました。
先程も書いた通り鉢の中に用土をギューギューに押し詰めると、どんな用土を使っても通勤性は悪くなる事で根が腐りやすくなります。
特に無機質系用土は硬質で球状を維持する事に意味があり、一般的な園芸用培養土も団粒構造を維持出来るよう工夫してあるので、植え替え時に土を潰して入れてしまっては全く意味がありません。
よく書かれる『水やりをし過ぎると根腐れをする』とか『受け皿の水は必ず捨てないと根腐れします』と言うアドバイスは一般的な草花などでは確かにそういった事もありますが、ハワイアンプランツ含む観葉植物などはお水が大好きで、根が強い植物が多いのであまりそこは気にしなくても良いと思います。
ハワイアンプランツでプルメリアと原種ハイビスカスのマオ ハウ ヘレ以外は土を乾かすメリットが個人的に感じられないほどです。
kī(ティーリーフ)などの植物では水が足りないと古い方の下葉から黄色く変色して葉を落としていきます。

これは植物の生存戦略による物で、毎日お水をしっかりあげている株ではこの葉の変色が起こらず、新芽がどんどん生えてきますので葉数が増えて行きます。

すみだハワイアンフェスティバルでご来店頂いた皆さまからお褒め頂いたこの株は購入してから用土を乾かす管理をした事がありません。
そしてこれからの夏の旅行などで数日間家を離れる時の管理ですが、鉢の下に深めの受け皿や食器のボールような物に水を張って鉢底から水を吸えるようにすれば大丈夫です。
ハイビスカスをベランダなどの外で育てている方も同じように箱状の物に水を張ってそこに鉢を入れて日陰に置いておけば3泊4日程度は大丈夫です。

6号鉢ならこのぐらい浸けて日陰に置いて置けば旅行から帰って来た時に萎れて枯れてる事はないでしょう。
鉢の上の方の土は乾いていきますが、鉢の下から水を吸うので植物の根も呼吸は出来ます。
鉢上まで水を浸けないのがポイントです。
勿論市販されているタイマー水やり装置を使うのも良いです。
又、夏場は外で管理していると鉢植えの植物は物凄く乾きが早くなるので朝の夕方の最低2回は水やりをしてあげましょう。
またお部屋の中に置く場合は鉢の中の通気性だけではなく、植物自体の風通しも考慮しましょう。
日当たりの良い場所でなくても大丈夫。だからと言ってお部屋の隅で風が動かない場所に置くと植物が弱る原因になります。
だからと言ってエアコンの風が直接当たると枯れると聞いたけど?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんがお水をしっかりあげていれば枯れる事はありません。
冬越しのポイント
ここまでしつこいようにお水をしっかりあげましょう。と書いて来ましたが、これはあくまでも植物が元気に成育出来る温度です。
例えば極端な例では昼間も夜も人が活動しないお部屋でエアコンも付けないとなると、お水やりの頻度は下がります。
しかしほとんどの方が身の回り、普段目に付く所に置くと思いますので人間が快適な温度の場所であれば植物も快適なのでお水はしっかりあげましょう。
またたっぷり日差しが必要な植物は窓際の日当たりの良い場所、それほど必要としない植物は窓際を空けてあげて室内の内側に置きましょう。
それら植物ごとの性質についてはこれまで私の書いたコラムやインターネットの園芸サイトで基本的な性質を調べてみましょう。

以上私のLau Kīプロジェクトで取り扱っている主なハワイアンプランツにおいての育て方ガイドになります。
おそらくは他の園芸指南書には書かれていない、若しくは逆の事も書いて来たかと思いますがこれは私がこれまで何年もかけて色々な成育方法を試して得た経験に基づく物です。
とは言えどうしても心配な方は私のSNSアカウントへご相談ください。
これからの時期、人間には堪える暑さになってきますが、ハワイアンプランツが生き生きする季節です。
是非お水を切らさぬようにして楽しいハワイアンプランツライフをお過ごしください。

Lau Kīプロジェクト
『ハワイ好きなら1家に1鉢』をスローガンにkī(ティーリーフ)を始めkalo(鑑賞用タロイモ)などのハワイアンプランツを自分で育ててハワイ好きの皆さまにお届けする活動をしております。
