「お家で楽しむ」ハワイアンプランツ V0l.6

雷鳴轟き梅雨が明ければいよいよ夏本番。

そんな夏直前の今回取り上げるのはハワイのあの海岸で見た海浜植物を『お家で楽しもう♪』です。

海浜植物とは

辞書から一言で抜粋すると『海岸の砂浜に成育する植物』となります。

砂浜と共に岩場も含まれる事もあります。

砂浜や海岸の岩場は過酷な環境です。

強い海風、海水、照りつける太陽にそれを反射する砂浜。

海水が近くにあっても砂浜は乾燥してしまい普通の植物では育ちません。

そんな過酷な海辺に生える植物の生命力をリスペクトしてか、古来からハワイ文化に深く結びついた海浜植物が幾つかあります。今回はその中から2つ紹介します。

naupaka kahakai ナウパカ カハカイ

学名:Scaevola taccada 和名:クサトベラ

日本ではハワイ好きの方々には ”ビーチナウパカ”の名で親しまれている植物です。

ハワイ以外でも太平洋諸島には自生する植物で日本でも沖縄地方ではよく見られます。

沖縄瀬底ビーチのナウパカカハカイ
沖縄県海洋博公園のナウパカ カハカイ

日本では”テリハクサトベラ”と”クサトベラ”呼ばれる2種に分類されています。

この2つ違いは葉に産毛が生えているかいないかの差で実際に触ってみないとよく分からなかったりします。

ただ、植物学的にはどちらも同じ種類とされているようでハワイにも産毛のあるタイプと無いタイプの両方あり、どちらもナウパカ カハカイと呼ばれています。

日本では沖縄地方の海岸でしか見られないナウパカ カハカイですが、ハワイでは意外にも街中の植栽としても利用されています。

ワイキキ周辺道路沿いのナウパカ カハカイ

これは日本の関東などで多く見られる名前も姿もよく似た”トベラ”が街路樹に使われるのと同じく、丈夫な性質を買われての事だと思います。

そんなナウパカは花の形が非常に特徴的で、下半分しか花びらがない不思議な花姿をしています。

ここからインスピレーションを得た昔のハワイの人達は哀しい伝説を生み出しました。

テリハクサトベラの花は少しシャープ?

“むかしむかしのハワイにお互い惹かれ合いながらも、結ばれる事が許されなかった2人がいました。

2人は結ばれる事が出来ない事を悟りそれぞれが海のナウパカと山のナウパカに姿を変えてしまったとか…”

まるで日本の七夕のようなストーリーですが織姫彦星と違い、2人は花になった後も再び会う事が出来ませんでした。

そんな悲哀に満ちたストーリーに後年になり海のナウパカと山のナウパカの花を合わせると喜びの雨が降る?なんてエピソードも付け足されたとか。

このナウパカの神話にはあのハワイの有名な女神さまも登場するパターンもあるので、興味を持たれた方はハワイの神話関連の書籍を読んでみてください。

pōhuehue ポーフエフエ

学名:Ipomoea pes-caprae

和名:グンバイヒルガオ

ナウパカ カハカイと共にハワイの海辺でよく見られるのがポーフエフエです。

葉っぱの形が相撲の行司が持つ軍配に似ている事が和名の由来ですが、実物はハートが細長くなったような可愛らしい葉っぱです。

花はアサガオのような花で文字通り昼頃には萎んでしまう1日花ですが、南国の花らしい綺麗な花色を楽しませてくれます。

ポーフエフエは日本でも大人気歌手、ケアリイ・レイシェルが歌う『涙そうそう』のハワイアン・アレンジ・ソング『Ka Nohona Pili Kai』の中に歌われています。

『Ka Nohona Pili Kai』はケアリイ・レイシェルさんが幼少の頃過ごした祖母の家の周辺を歌った曲と言われていますが、近くの海にポーフエフエが広がる浜の記憶が鮮明だったのでしょうね。また古代のハワイではチャント(詠唱)を唱えながら、ポーフエフエのツルの束で凪いだ海面を叩くと大きな波が立ったと伝わっています。

ハワイはサーフィンが発祥地とあるだけあって古くは王族も楽しみ、女性を射止めるための”紳士の嗜み”的な面もあったようなのでこうした言い伝えも残っているのでしょう。

サーフィンを趣味とされている方には是非育ててもらいたいハワイアンプランツです。

我が家ではナウパカ カハカイとポーフエフエを同じプランターに植えてハワイの浜辺の風景をイメージしています。

これまでのイベントでも同じく寄せ植え状態で販売をさせてもらいました。

ハワイの海浜植物は買えるの?

以上の2つハワイアンプランツは残念ながら日本の園芸店で売られる事はありません。

それでもナウパカ カハカイについては沖縄に沢山自生しているため、”ビーチナウパカ”や”クサトベラ”の名称でメルカリに出品されており比較的リーズナブルに買う事が出来ます。

しかしポーフエフエに関してはサツマイモ属の植物のため沖縄に沢山自生しているにも関わらず検疫上、沖縄などから本土に持ち込む事が出来ません。

ポーフエフエは耐寒性のない、熱帯性植物で本土では越冬出来ないと言われながらも三浦半島や南房総ではグンバイヒルガオの生息が過去に確認されています。

種が流れ着いて発芽したと考えられており、もしかしたら今年もどこかの浜ではポーフエフエが見られるかもしれません。

育て方

なかなか購入方法の限られているナウパカ カハカイとポーフエフエですが、お家で育てる場合は2つとも同じ管理で簡単に育てる事が出来ます。

 

まず大好きなのはたっぷりな日差しと暖かい温度、そしてお水です。

ハワイの海浜植物ですからやはり日差しはたっぷりと必要ですし、寒さは苦手で暑いのは大好きです。

そして意外に思われそうなのがお水です。

ナウパカ カハカイについて書かれている紹介文には『乾燥に強く』と書かれている事がほとんどですが、実際にはサボテンや多肉植物のように植物自体に水分を保てる訳ではないので鉢植えで育てる場合はしっかりとお水をあげるのがとても重要になります。

浜辺などの過酷な環境に耐えられているのは、地中深く根を張っている事と水分を確保できる土壌から枝や地下茎を伸ばして砂浜に生育域を広げているからです。

以前砂浜に生えているナウパカ カハカイを掘ってみた事がありましたが、手で簡単に掘れる範囲には根は見当たらず茎が砂浜の中に伸びている状態でした。

ポーフエフエはツルをどんどん伸ばし、そこから根を下ろして広範囲に少しづつ水分を確保する戦術を取っているのです。

これらを踏まえると、ご家庭で育てる場合には寒さのなくなるGW明けぐらいから最低気温が10になる前までの間はベランダやお庭の日当たりの良い場所に置き、kīやkaloのように毎日のようにしっかりお水をあげる事。

冬場は暖房の入る、人が快適に過ごせる室内の窓際に置けば弱る事なく越冬させる事が出来ます。

購入方法は限られてはいますが、育てるのはとても簡単でお花も楽しむ事が出来ますので、是非ハワイの海の風景をご自宅で楽しまれては如何でしょうか♪

Lau Kīプロジェクト

『ハワイ好きなら1家に1鉢』をスローガンにkī(ティーリーフ)を始めkalo(鑑賞用タロイモ)などのハワイアンプランツを自分で育ててハワイ好きの皆さまにお届けする活動をしております。

お問い合わせ・ご相談は下記SNSよりお問い合わせください。

メールアドレス:iwajoe8823@gmail.com

Instagramはこちら

Threadsはこちら

メルカリはこちら

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次