ハワイアンプランツの育て方〈特別編・前編〉

先日の5月23日、24日に東京都墨田区にある隅田公園で行われた『すみだハワイアンフェスティバル』に出店をさせていただき、沢山の方にハワイアンプランツをお届けする事が出来ました。お買い上げ頂いた皆様、園芸談義をさせて頂いた方々本当にありがとうございました。

BIG MAHALO♪

ご購入して頂いた方の中にはこれまで植物を育てた事のない方までいらしたので、今回は特別編として、前編・後編に分け、数々のハワイアンプランツ他、色々な観葉植物、草花を育てている私なりの育て方について改めて解説させていただきたいと思います。

これまで紹介して来た植物編でも育て方は書いて来ましたが、補足事項も含め改めてハワイアンプランツの育て方について二回に分けてご案内させていただきます。

※今回使用する画像は特定のメーカーが分からないように指示をしてAIに描かせた物になりますのでイメージの参考にしてください。

先日のすみだハワイアンフェスティバルでのお客様から沢山聞かれたのが「土はどうしたら良いの?」でした。

ハワイアンカルチャーが好きな方からすると『ハワイアンプランツ』と聞くと何か特殊な植物と思うかもしれませんが、実はとても育てやすい植物であったりもします。

まずは園芸の基本的な事から解説していきましょう。

因みにここで書くハワイアンプランツとはkī(ティーリーフ)、kalo(鑑賞用タロイモ)、ハイビスカスを主に対象としています。

これは5月24日に実際に私が販売した植物であり、これまで『お家で楽しむ』ハワイアンプランツの記事で取り上げた植物でもあります。

一般的にハワイと聞いて連想されるプルメリアやモンステラ、アンスリウムなどは現在では沢山の育て方ガイドが存在したり、プルメリアは各地に専門家がいらっしゃってますし、愛好家のコミュニティも存在しますのでここでは対象外と致します。

用土

用土とは植物を植えるための土の園芸用語ですが、実は植物を植えるためには土以外の資材も色々とあるのですが、今回は初心者さん向けに『土』に限定して解説致します。

聞き慣れない言葉も沢山出てくるかと思いますが、なるべく分かりやすく書いていこうと思います。

今回は大きく3つのカテゴリーに分けて解説していきます。

1.無機質系用土

無機質系用土は文字通り、有機質が入っていない用土の事であり鹿沼土・赤玉土・軽石(日向土)が主な商品として売られています。

これらの用土には肥料分が含まれていないのと、基本的に土が硬質なので植物の生育速度が遅くなったり、葉っぱが小さくなったりするのでゆっくりと時間をかけてコンパクトに締まった株に仕立てるのには向いています。

鹿沼土だけで育てているポーフエフエ。本来ならどんどんツルを伸ばす植物ですがほとんど伸びません。
でも根は鉢下から伸びてて元気です。

ただ生育がゆっくりな為、何らかのトラブルが生じてるのか正常なのかなどの判断がつきづらいなど、私は初心者さんと言うよりは中級から上級者向けの用土な気がします。

植物が育っていく楽しさも実感しずらいかもしれません。

2.草花・野菜用培養土

昔の園芸では先程の無機質系用土に自分で腐葉土や堆肥や土質改良材などをブランドして植え込み用の用土を作っていましたが、現在では各メーカーさんが買ったら即植え込みOKな用土を作って販売しています。

こちらは有機質系用土と呼ばれて肥料分も予め含まれているので初心者の方にも扱いやすい用土です。

ただ各メーカーでそれぞれ特色を出して販売している為種類が多くて選ぶのに困る事もあるかもしれません。

個人的には同じ内容量で比較して高額な物が後々の管理を考えてお勧めします。

逆に1年草扱いとし、冬まで楽しむための用土であれば安い物でも充分です。

園芸店に行くと同じような大きさで堆肥などの肥料のみの商品も近くに並んでる可能性もありますので、必ず『培養土』と書かれてる物を手に取りましょう。

尚、野菜用・草花用と書かれている物でもハワイアンプランツは問題なく育てられます。

注意点は長く使っていると土が劣化して硬く締まった土になってしまい生育に支障を来たす場合が出て来ます。

定期的に植え替えは必要でしょう。

3.土を使わない培養土

冒頭の説明と何か矛盾した事を書いていますが、近年園芸業界で種類が増えて来てるのがこの『土』を使わない培養土です。

一般的な園芸用培養土も無機質系用土も使っていても初心者の方が遭遇する厄介な問題が植え替え時にやって来ます。

それは古い土の処分です。

植え替え時にそれらの古い用土をそのまま再びも再利用するのはあまりお勧め出来しません。

無機質系用土であればそのまま再利用出来ない事もありませんが、劣化していて粒が潰れやくすなっていたり、既に潰れてる状態だと通気性・排水性が悪いのでなるべく新しい用土を使った方が良いです。

東京都の一部の区では園芸用の古い土を回収してくれる自治体もありますが、古い根や鉢底石などの異物の除去など様々なルールがありますし、多くの自治体で回収してくれないのが実状です。

お住まいの自治体のルールを確認しましょう

自治体が回収してくれなくても広いお庭や家庭菜園用のレンタル畑でもあれば、そこの土に混ぜて処分する事は出来ますが、マンションにお住まいの方や広い庭のない方には『土』の処分は厄介です。

ハワイ文化的には古い葉や枯れた植物、使い終わった古い土も自然に還すのですが現代の日本ではなかなかそうも出来ないのが残念です。

大型ホームセンターや一部の園芸店で古い土の回収をしてくれるサービスもありますが、その際も先程の自治体の回収と同じく、土だけにする必要がほとんどなのでけっこうな手間になります。

その点この『土』を使わない培養土はヤシガラや腐葉土などの燃やせるゴミに出せる資材だけで作られた培養土なので処分方法が簡単です。

また培養土がふかふかで柔らかいので根の張りが良く生育速度も速いのが特徴です。

ヤシガラや腐葉土などの有機質たっぷりなので肥料分の面でも優秀な培養土です。

但し、その柔らかい分鉢の中にギューギュー押し込めると通気性が悪くなるので柔らかくふっくらと植えるようにしましょう。

一部の商品ではヤシガラの成分で鉢底から流れてるくる水が茶色くなりますが問題はありません。

私は3年ほど前からほとんどの植物をこの『捨てられる軽い培養土』にしていますが、ハワイアンプランツには非常に合う培養土だと思っています。

但し無機質系用土や一般的な園芸用培養土に比べると少し価格が高い商品になります。

注意点としては色々な商品が発売されていますが中にはヤシガラと軽石や赤玉土などの無機質系用土も混ざっている物もありますので、そう言う商品を使う際は処分時にお住まいの自治体のゴミの出し方に応じて分別をしましょう。

今年の芽吹き中のホスタの鉢ですが、土の表面には木屑や枯葉などが見えてあまり綺麗とは言えませんが、これが植物への栄養になるので取らないでおきましょう。

また培養土が軽いので、プラ鉢などの軽い鉢に植えるとちょっとした風で倒れたりもしますので、外に置く方はその辺も鉢選びの基準になるかもしれません。

後編へ続きます。

Lau Kīプロジェクト

『ハワイ好きなら1家に1鉢』をスローガンにkī(ティーリーフ)を始めkalo(鑑賞用タロイモ)などのハワイアンプランツを自分で育ててハワイ好きの皆さまにお届けする活動をしております。

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