メレフラで繋がるハワイアンミュージック -木下 KOLOHE 正基さん-

ハワイアンの魅力を発信していくこちらの企画。第一回目はハワイアンミュージックの歌手・奏者の佐藤眞砂美さんからお話を伺い、ハワイアンミュージックの入口をご紹介いただきました。
第二回の今回はさらに理解を深めるべく、ハワイアンミュージシャンの木下 KOLOHE 正基さんからお話を伺いました!
ブルースからハワイアンへ
中学生の頃からギターを始め、当時はブルース・バンドを組んでいたという木下さん。『アロハ・フロム・ハワイ』などのアルバムでハワイとの関わりも深いエルヴィス・プレスリーに憧れたことがきっかけでウクレレに興味を持ったそうです。
「縁があってウクレレを譲ってもらい、その後、クムフラ「トニータウベラ氏」フラマスター「ジョージナオペ」にHula& Hawaiian musicを学んだことから、一気にハワイアンの世界にハマりました。もちろんブルースも好きですが、先生から【ハワイアン以外の音楽を弾いたら破門】と言われてしまって(笑)それ以来、本当にハワイアン以外の音楽は演奏していません」
20代から今まで先生の教えを守ってハワイアンミュージック一筋という木下さんは、ご自身が指導するウクレレ教室でもトラディショナルな曲だけを教えることを徹底されているのだとか。
「ハワイアン以外を演奏したいなら、僕より適した先生が他にいますからね」
と、ハワイアンミュージックを次世代に継承されている様子を垣間見ることができました。

ハワイアンミュージシャンへの道
アマチュアの奏者も多いハワイアンの世界。プロとアマを分けるものはなにかを伺ったところ、
「僕は先生から、ハワイの大会で入賞しないとプロとは認められないと言われていました。当時、日本人で大会に出場する人がいなかったこともあって、現地の日系人の方々から熱い声援を送ってもらえましたよ。その大会で3位に入賞できたことでプロへの道が開けました」
大会に出場するにあたり、木下さんはフラダンスも学ばれたそうです。
「ハワイアンミュージックを理解するにはフラも重要なんです。ハワイの人は生バンドでしかフラダンスを踊りませんからね。ハワイの言葉、歴史、文化を理解したうえで演奏する。日本にはフラ専門のバンドがなかったので、のちのち仕事にも活かせました」
ハワイアンミュージックは演奏と歌と踊りが密接に関わりあった音楽なんですね。

メレフラで生まれる交流
「メレフラ」とは、歌を意味するメレと踊りを意味するフラが組み合わさったハワイ語です。
「ハワイでウクレレを弾くと、近所の人が集まってきて踊りを踊りだすんです。楽しいですよ。音楽を通して交流が生まれる。僕が知るハワイの楽しみ方のひとつです」
改めて木下さんの思うハワイアンミュージックの魅力を伺ってみると、
「ウクレレを演奏するうえでは、音域が狭い分テクニックが必要なところが面白いですね。ハワイアンミュージック全体としては、やはり癒されるところでしょうか。前向きで、心地良い音楽です」
癒しの音楽で繋がるハワイの人たち。お話を伺う中で、現地の人たちの穏やかな人柄まで伝わってきました。


ハワイアンのように穏やかな日々を
今後の活動や目標について尋ねてみても、「平和に暮らせたらそれだけで(笑)」と控えめな木下さん。
「いまは教えるのが楽しいですね。自分の生活スタイルを崩さず、ハワイアンと関わっていけたら良いなと思います。かつかつせかせかせず、穏やかに過ごしたいです」
まるでハワイアン音楽を体現されているようですよね!

そんな木下さんは、「カフェ マハロ (Cafe Mahalo)」にてウクレレ教室の開催やライブを行っていらっしゃいます。興味のある方はぜひ足をお運びください!
木下 KOLOHE 正基さん、ありがとうございました!
引き続きハワイアンの魅力を発信していきますので、次回もお楽しみに。
■木下さんプロフィール
東京都内を中心に活動するハワイアンミュージシャンクムフラ 「トニータウベラ氏」フラマスター 「ジョージナオペ」にHula& Hawaiian musicを学ぶ。ハワイでのステージではカウアイ島のクィーンエマフェスティバル出演やハワイ島カネフラフェスティバルでの演奏をはじめコンペティションなどアメリカ本土でのハワイアンイベントにも出演。現在はKonishiki率いるKonishiki Jam Band「KJB」のメンバーとしても多くのイベントに出演。ステージ出演の傍ら、東京都内にて250人の生徒をもつウクレレ教室を主宰している。江戸川区カルチャーセンター ウクレレ担当委嘱講師。ジャパンカウアイモキハナフェスティバル ミュージシャン賞 受賞
(K-Band)TOKYO HAWAIIAN MAGAZINEチャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=o72-uvESFUI
(取材:2024年6月)
