東京ハワイアン散歩 ―上野・浅草編―

ハワイアンブームと共に歩んだ100年。
ハワイといえば、アロハシャツ。若い世代にもヴィンテージアロハシャツが注目を浴びています。実は、アロハシャツのルーツは、ハワイに渡った日系移民が、日本の浴衣や着物の裏地、長襦袢などを用いて洋服を仕立てたのがルーツだそうです。
ハワイに移民して農園で働く日本人(年代不詳)大正時代には、20万人以上の日本人がハワイに渡っていたようです。
1960年代は、日本の海外渡航自由化が行われ、『夢のハワイ』をキャッチフレーズに、CMやテレビ番組の懸賞、映画『ブルーハワイ』や加山雄三の若大将シリーズでも『ハワイの若大将』が上映、『憧れのハワイ航路』というヒット曲や映画も生まれました。まさに日本国内は、ハワイアンブームの幕開けの年でもありました。

映画「憧れのハワイアン航路」1950年(昭和25年)4月1日公開
遡る1914年(大正3年)に上野公園で開催された『大正博覧会』で、ハワイからフラグループが来日して、日本で初めてのフラダンスの披露が行われました。
今回は、ハワイアンの歴史と寄り添い、庶民の娯楽の街でもある『上野・浅草』周辺を歩いてみました。

昭和では、輸入品が貴重な高級品で舶来品と呼ばれていた時代、上野アメ横では、輸入品の販売や珍しいものが多く販売されていました。当時から営業を続けるお店が今も残っています。
アメ横を歩けば、飲食店、鮮魚店、舶来化粧品、時計店、アパレルなどが立ち並び、カジュアル洋品店では、リーズナブルなものからヴィンテージ品まで、アロハシャツの販売も行われています。

浅草には、当時の面影を残す『和装アロハ』の看板。今は当時の看板を残したまま新たな店舗が店を構えています。
小腹も空いたので、浅草新仲見世商店街に店を構える「珈琲ハトヤ」へ向かいました。
この店は、1927年(昭和2年)創業で、97年の歴史のある老舗の喫茶店。一世を風靡した芸人や文豪も多く通っていたそうです。
ハワイアン散歩ということもあり、選ぶメニューは一択「ホットケーキ」。パンケーキではありません!ホットケーキです。
銅板でじっくり焼かれたホットケーキを一口食べると、懐かしくも優しい味が口いっぱいに広がってきます。


最近、ウクレレを習い始めたわたくし。どうしても気になるお店が、ウクレレ専門店『キワヤ商会』。入らずには入られません。
キワヤ商会は、1919年(大正8年)に創業、その後レコード店・楽器店と業態を変え、1955年(昭和30年)よりウクレレの製造・販売を行う老舗のウクレレメーカー。ロングセラーの『Famous』をはじめ、国産向け、海外向けの自社ブランドを取り扱っています。
店内には、初心者から上級者向けのウクレレが常時200本以上展示されていています。迷ったときには、優しいスタッフが丁寧にアドバイスをしてくれるのも安心。販売だけに留まらず、スクールも開講していますので、初心者の方にも心強いお店です。


1921年(大正10年)の写真
合羽橋から浅草に行く途中にある、ライブカフェ「SHIZUKA」こちらでは毎月ハワイアンナイトが開催されています。
ジャズシンガーでもあるオーナーが、1960年(昭和35年)から続くご家族が経営していた喫茶店を受け継ぎ、2000年(平成12年)に、ライブカフェとして営業。ライブがない日は、カフェとして営業しています。


いかがだったでしょう、上野・浅草のハワイアン散歩。周りを見渡せば、私たちの街にもハワイアンのお店がいっぱいあるかもしれませんね。
東京都台東区浅草1-23-8
TEL:03-3841-1779
営業時間:10:30〜17:00
定休日:不定休
東京都台東区松が谷1-7-3
TEL:03-5828-4661
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜・祝日
東京都台東区西浅草2-25-8
TEL:090-4744-9502
営業時間:水曜・木曜:12:00〜17:00
金曜・土曜・火曜:18:30〜22:30
日曜:15:00〜18:00
定休日:月曜
(取材:2024年6月)
